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日本女子プロゴルフツアーで通算14勝で米ツアー参戦経験もある有村智恵が26日 、年ぶ1年今季メジャー最終戦のAIG全英女子オープンを総括した 。り聖史がテレビなどのリポーターとしてコースを歩いて回り 、地開大き500年以上の歴史を持つ世界最古のコース「ゴルフの聖地」セントアンドリュース開催で、催のbrighton & hove albion f.c. vs man city lineups日本からは歴代最多19選手が参加し 、メジャーにすごくった9選手が決勝ラウンド進出 。西郷西郷真央(22)=島津製作所=、明愛岩井明愛(あきえ、7位22)=ホンダ=が日本勢最高の7位に入る健闘を見守った 。く歴また 、変わ最終日3打差逆転で、有村岩井メジャー3勝目を挙げたパリ五輪金メダリストのリディア・コ(27)=ニュージーランド=との意外な縁や勝因なども語った。智恵最終戦を総括真央
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私は前回、年ぶ1年同じ会場で行われた2013年大会に選手として出場しましたが 、今大会のグリーンは硬さ、速さともハードな設定ではありませんでした。inter miami vs new york city fc lineupsラフもそこまで深くもなく、コースのありのままの持ち味を生かしたセッティングだったように思います 。難しさを演出したのは海からの重たい横風に、刻々と変化した天候と気温でした。
西からの横風が基本でしたが時折、雨を含んで北や南から吹いたり。さえぎるものがコース上にないので、グリーン上まで影響が大きかったですね 。大きなドローボール(出球が右へ出て、左へと弧を描いて落下する)を打つ選手たちは、右からの強風に当てながら、OBくいや人垣をめがけて打たないといけない場面もあって 、かなり難しそうでした。
そんな中 、4日間トップ10圏内に居続けた西郷選手のショットは、間違いなく優勝できるレベルにあったと思います 。ティーショット 、ピンを狙うショットともに精度が高くて 。風の読みも的確でほとんどミスショットはなく、チャンスにつける回数も多かったです 。ホールアウト後のインタビューでも「ショットのアドバンテージを生かせなくて悔しい」というコメントをして、パットを決めきれなかったことを悔しがっていましたね 。
14番パー5での2オンを狙う2打目、最終18番パー4のティーショット 。西郷選手は強い横風の中で全力で振り切ったショットでも 、体勢が崩れなかった 。体幹が強くて 、力強い球で一定の幅の中に打っていける精度も兼ね備えていました。日本ツアーにいる時から 、ショットの精度は高かった。強風や風向きに左右されない強いストレートボールが持ち球で 。今年から米ツアーに本格参戦して 、より強さとパワーが加わった印象を受けました。
同じく日本人最高の7位となった岩井明選手は 、今年の5大メジャー全てで予選通過を果たしました。今大会は 、10位だった7月のエビアン選手権を上回るメジャー自己最高成績。世界基準の飛距離に加えて 、風に応じて上手にショットを打ち分けていました 。私は昨年、日本ツアーで同組で一緒に回った時から彼女に対しては「球を操る技術が群を抜いて高い選手だな」という印象を持っていました。
日本からメジャーにスポット参戦するのは、移動や日程 、時差などの面で大変です。もちろん、コースの下見も十分では無い中で 、アジャストしなければならない 。その状況で5試合とも4日間戦い、2試合でトップ10入りした経験は、今後への相当大きな自信になると思います。当然 、来年以降のメジャーでは、優勝争いしたいという気持ちも持てるでしょうし、将来的な米ツアー参戦に向けても 、貴重な財産になると思いますね。
今シーズンの5大メジャーでは 、どの大会でも日本選手の過去最多出場が話題になりました 。そして、笹生優花選手が6月の全米女子オープンで優勝 。古江彩佳選手が7月のエビアン選手権を制した。笹生選手はパワーがあって距離も飛ばせて 、強い球で弾道も高い 。一方で古江選手はパットの技術が高くて 、ショットの飛距離の正確性が高い 。持ち味の異なる2人がメジャーを勝ったことで、日本の若い選手たちは 、自分も光るものがあればメジャーに「勝ちに行こう」という気持ちで挑める 。後から振り返ったら日本女子ゴルフ界にとっては、すごく大きく歴史が変わった1年だったんじゃないかなと思いますね。
最終日の優勝争いは 、どの組にもついて歩きたくなるくらい、世界ランク上位の選手たちがそろっていました。12番までは、世界ランク1位のネリー・コルダ(米国)選手が2打差の首位を走っていて。終盤にこんなドラマが起きるのかというくらい劇的でした。
1打及ばず、2位で大会連覇を逃した世界ランク2位のリリア・ブ(米国)選手がホールアウト後、しばらくカートに座って悔しそうにしていた姿がとても印象的でしたね 。バーディーを奪えばトップに並べた最終18番で、ティーショットがもう少しだけ、傾斜のかからない手前に止まっていたら 。ほんの一筋の運命というか、ちょっとした差が勝負を分けました。先日のパリ五輪と同じように、敗れた選手たちの悔しそうな表情が忘れられません。やっぱり皆 、「ゴルフの聖地」と呼ばれるセントアンドリュースで11年ぶりに開催されたメジャーで勝ちたかった。4年に1度の五輪もそうですが歴史の深い特別な舞台で、優勝することが今後のゴルフ人生にとってどれだけ大きな影響があるのか、を改めて考えさせられましたね。
最終日に3打差逆転で優勝したリディア・コ(ニュージーランド)選手は、パリ五輪の金メダリストでした 。風の影響を受けにくい低い弾道の球を上手に操って 、ブッシュ(茂み)やポット(たこつぼ)バンカーをうまく避けていました。五輪でもそうでしたが、距離をコントロールしなきゃいけない時のショットの精度がものすごく高かった。一方で、ドライバーで飛距離を出さないといけない場面でも 、しっかりとボールをコントロールしながら出せるのが強みでしたね。
実は前回、セントアンドリュースで開催された2013年の全英女子オープンで、当時はまだアマチュアだった、リディアと私は、予選ラウンド同組で回らせてもらっていました 。リディアは当時からパットも上手で総合力が高くて 、ローアマチュアに輝きました 。11年前と今回の全英と連続で出場した選手は実は少なくて 、コースや風などを知っている 、その経験が勝因につながったのかなという気がしました。
私は今回、リポーターとして参加させて頂きました 。同世代 、36歳の申ジエ(韓国)選手が2位に入る大活躍を見せてくれて 、大きな刺激を受けました。本当にすごいし、リスペクトしかありません。年齢を重ねるほど色々な準備も大変になるのですが 、いくつになっても 、気持ちを切らさずに努力をし続けられる姿勢がものすごいですね。色んな経験を積むごとにゴルフ脳が発達して、引き出しもすごく多くあって 。そんな選手が今、日本ツアーを拠点にしている 。彼女がいるうちに私もぜひツアーに戻りたいな 、という気持ちにさせて頂きました 。
◆有村 智恵(ありむら・ちえ)1987年11月22日 、熊本市生まれ。36歳 。父の勧めで10歳からゴルフを始める 。宮城・東北高卒業後の2006年プロテストでトップ合格 。08年プロミスレディスで初優勝。11年スタンレーレディス第1ラウンドでは 、アルバトロスとホールインワン。09、11 、12年に自己最高の賞金ランク3位 。国内女子ツアー通算14勝 。13~16年途中までは米国でプレー 。21年12月に一般男性と結婚 。24年4月に第1、2子となる双子の男児を出産。159センチ。
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